Number
松井 一晃 氏
Number局長
(株) 文藝春秋
『Sports Graphic Number』は1980年4月に創刊、99年に『NumberWeb』をスタートしました。そして2023年3月に本誌記事がすべて読めるサブスクリプションサービス『NumberPREMIER』をローンチしてビジネス展開を強化し、グッズ開発や各種イベントを行っています。
■ スポーツが持つ力
スポーツの魅力はルールの枠内で何をやっても許される真剣勝負、そこで浮き彫りになる喜びと悲しみ、強さと弱さ、美しさと醜さなど、人間存在の多面的な力。アスリートの魅力は、そんな真剣勝負の世界で生きているからこそのオリジナルな言葉、嘘偽りのない重みと説得力、苦難を乗り越え、敗北を受け入れ、それでも挑戦を続けるメンタルの強さ、つまり人間力です。スポーツとアスリートが持つ力は、人から人へと受け継がれていくものです。Numberの役割は、そんな魅力を読者に手渡していく、まさにバトンのようなもの。私たちはその役割を企業の皆さんとの間でも果たせると思っています。
■ ファンに即したイベント開催
現在行っているイベントは、スポーツイベントやアスリートを迎えたトークイベント、スポーツの組織論やリーダーシップ論のビジネスへの還元を目的にしたセミナー、そして「Number Sports Academy」という少年少女アスリート育成イベントです。
育成イベントで最も力を入れているのは、トップアスリートによる、トップアスリートになることを夢見る子供たちを対象にしたスポーツ教室。池江璃花子選手による水泳教室や、東京オリンピック女子日本代表によるバスケットボール教室、大迫傑選手によるランニング教室などです。それぞれ一回ごとの参加人数には限りがありますが、日頃からスポーツとアスリートを支援する企業の皆さんと力を合わせれば、より多くのイベント開催が可能となり、多くの子どもに喜んでもらえるような価値のある育成イベントになると考えています。
■ Numberのこれから
私たちのコンテンツやイベントによって、より多くの人々がスポーツに親しむようになり、その中からトップアスリートが生まれ、彼らを応援する多くの人々がスタジアムに足を運ぶ。そのサイクルを大きくし加速させていくことが私たちの役目だと信じ、これからもスポーツ・アスリートの魅力を発信し続け、ファンを広げ、ファンとの絆を深化させていきます。
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